Friday, March 15, 2013

4 からだと心の変化の受け止めかた



わたし達は外側の変化と同時に、内面的にも変化が現れます。
生理が無くなったり、更年期障害などと呼ばれるいくつかの症状も現れる、不安定な年代でもあります。
わたしの母の時代には、ホルモンバランスが崩れる時に起こる症状にまだ名前がなく、自律神経失調症という、
よくわからない病名を付けられて、理解者がなく、一人でとても苦しい想いをしたと話してくれました。

わたしも最近「海の底」と呼んでいる、説明できない不安や、低いエネルギー状態になることがあります。
それは日常生活を送ったり、人と話すには支障がないのですが、いつも心のどこかに「海の底」を感じているのです。
「海の底」以外にも、身体が突然、火照るような熱さを感じるホットフラッシュや、生理の変化など、
人それぞれに症状が違い、相談したり話題にするのも難しい、心とからだのこと。

昔は村の女達が集まり、年長者からの話しを聞いて乗り越えたのかもしれません。
誰かが話し相手になってくれたり、手当をしてくれたり、ただ側で「大丈夫だよ。」と言ってくれるだけで、
どんなに安心するでしょう。

自分の周りに村を作ってください。
もし側に誰もいなければ、今の時代、インターネットを使っても、会ったことのない人でも、
ピンとくる人がいたら、村を作ってください。
思っていることを、正直に話せる仲間を見つけてください。
エネルギーを奪い合うことのない、お互いがお互いを思いやれるような繋がりは、
わたし達が不安定な時期を乗り越える時に、かけがえのない存在になるはずです。

プロエイジとは今の年齢、自分の時代を楽しむ、ということです。
楽しむためにはまず、自分が無意識に、そして意識的に作っている制限を知ることから始めてください。
わたし達は誰でも、他人からの視線を気にして生きています。
視線とは大概は批判的なものを指していて、でもそれが肯定的な視線だったら嬉しいですね。
日本社会のスタンダードがいま、少しでも若く美しくですから、
タブーとされているグレイヘアやお化粧をしないことで、批判されたり、奇異な視線で見られることを恐れます。
それをどう乗り越えていくか。
人がどう思おうと関係ない、という生き方も一つだし、褒められる視線を集める美しさを生きるのもまた一つ。
でもどうせなら、周囲にポジティブな印象を与えたいですね。

髪を染めることをやめる、というアイデアにワクワクするものを感じるのなら、
その気持をまず解放してあげてください。
そして、では好意的な視線を獲得するには、どう生きるのがいいか、という実験を開始してください。
その中で、わたし達は新しい色、カタチ、人、言葉に出会っていくはずです。
本来の自分で居ることで出会った世界は、今までとは違った輝きに満ちています。

そのままの今を生きるエネルギーほど、喜びに満ちたものはありません。
それは必ず同じ想いの人に届き、波紋は広がっていくことでしょう。
       

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